第六章 妖刀跋扈編 水の章 第十二話 「魔を貫く鋼の棘(後編)」
こんにちは、みずはです。
まずは小説の前にコメント返しを〜。
・2008/08/08、「Loliruri 〜無邪気な殺戮者〜 (中編)」
>オクトさん
確かにポリンが可哀想ですね(^^;)
ポリンよりポポリン…確かに経験値はそちらの方が↑ですが、
この話は…ふふっ。
これ以上はネタバレになりますので言えませんねw
続きをお楽しみにw
それでは小説に参りましょ〜( ・ω・)っ
〜前回までのあらすじ〜
湖刀美はごく普通の女子高生だった。
だが親友の陽子が封印されていた妖刀・村正に憑依されてしまった為、
神社の祭神・刀破から神剣『神明剣』を授かり光の巫女として戦う事に。
激闘の末に陽子を元に戻したものの、
村正は破片となって町中に飛び散ってしまった。
その破片に取り憑かれた少女と戦い、
破片を集める湖刀美。
その戦いの中、
陽子・水母・瑞羽の三人に加え、
後輩で学園のマスコットである珠美も仲間になった。
菜月達との戦いの火蓋が切って落とされた。
闇に飲まれた陽子と綾音の戦い。
初めての戦闘に綾音は戸惑うものの、
刀破から力の使い方を教えられすぐに使いこなせるように。
だがそのあまりの破天荒さに、
陽子はペースを乱されるのだった。
『ソードブレイカー 湖刀美』
第六章 妖刀跋扈編 水の章 第十二話 「魔を貫く鋼の棘(後編)」
ググググ…バァンッ!
陽子がそう言った瞬間、
陽子の背中が盛り上がり、弾けた。
するとそこから先端が鋭い刃物になった無数の黒い触手が飛び出した。
ビュルルルルッ!
「ふふっ…、
無数の触手…結界術を持たない綾音さんにかわせるかな…?」
「なっ…何だありゃ…!?」
「さぁ…行くよ!!」
ギュオオオッ!
その言葉を合図に、
無数の触手が綾音に向かってきた。
「くっ!!」
ドドドドッ!
とっさに綾音は触手目掛けて何本もの釘を放った。
しかしそれらは全て触手に弾かれた。
キキキキィンッ!!
「あはははは!
そんなの効く訳無いじゃない!」
「やっぱ駄目か…!
じゃあ…これならどうだぁっ!!」
バッ!
そう叫ぶと綾音は両手を前に突き出した。
するとその前に大きな金属製のプロペラが現れた。
その羽根は全て鋭利な刃物になっていた。
「…えっ?」
「切り刻めぇっ!!」
ブイィィィンッ!! ズバババババッ!!
そのプロペラに触手が触れる瞬間、
綾音が叫んだ。
その合図でプロペラが猛スピードで回転し、
触手を切り刻んでいった。
「なっ…!!
ちょっ…ちょっと綾音さん!!
そんなの有りなの!?」
「いやさ、
別に戦いにルールなんてねぇだろ?」
「だ、だからって…!!」
「ほれほれ、
どんどん近づいていくぜー?」
少しおどけた調子で言いながら綾音は陽子に近づいていった。
それと同時に触手が切り刻まれ、
どんどん短くなっていった。
「くっ…何て無茶する人なの…っ!!
こんなのもう使えないよぉっ!!」
ゴソッ…ボタッ。
陽子がそう言うと触手が根元から切り落とされた。
するとその触手が全て黒い塵になって消えた。
ザァァァ…
「なんだ…もう終わりかよ…。」
フッ。
そう言って綾音がプロペラを消すと、
陽子は疲れた表情で言った。
「綾音さんがあまりにでたらめな戦い方するから、
どう戦ったらいいのかわかんなくなっちゃったんだよっ…!!
もう…綾音さんの相手なんて嫌だよ…っ!!」
バサァッ!
すると陽子は翼を羽ばたかせ、
飛び上がろうとした。
「あっ!
逃がすかよ!」
タンッ!
とっさに綾音が地面に手をついた。
次の瞬間、
そこから何本もの鎖が伸びて陽子を絡め取った。
ジャラララララッ!!
「えっ!?
わ、わわっ!!」
ドシャァッ!!
それでバランスを崩し、
陽子は床に落ちた。
「痛たたた…。
えっ、何!?
どんどん絡み付いてくるっ!!」
ジャラジャラジャラジャラ…
「さぁて…そろそろ終わりにしようか…。」
ますます鎖に絡み付かれていく陽子に歩み寄りながら綾音が言った。
「な、何する気…?」
「なあ刀破様、
弱点はこの目玉で間違い無いんだよな?」
〔え、ええ…そのはずです…。〕
「へへっ…だったら…と…。」
いたずらっぽく笑うと、
綾音は右手に金づち、左手に五寸釘を生み出した。
「!?
ね、ねえ…、
もう一度聞くけど…な、何する気なの…!?」
それを見て陽子がカタカタ震えながら聞いた。
「あん?
決まってんだろ?
この釘でその目玉を打ち抜くんだよ。
ちょうどいいサイズだろ♪」
ニッと笑って綾音は陽子の刀の目玉に狙いを定めた。
「ちょ、ちょっと!!
やめて、やめてよ!!
弱点じゃなくても、
目玉に釘って視覚的に痛いから!!
やめて!! やめてってば!!
もっと他の方法にしてよ!!
痛い痛い痛い!!」
「へへっ、ダーメ♪」
そう言うと綾音は金づちで思い切り釘を打った。
カァンッ!
「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!」
刀の目玉を打ち抜かれた瞬間、
陽子が甲高い悲鳴を上げて気を失った。
するとみるみるうちに陽子の姿が元に戻っていった。
シュゥゥゥ…
「これでよし…っと。」
完全に元に戻ったのを確認すると、
綾音は鎖と金づち、そして五寸釘を消した。
フッ。
「よしっ!
勝ったぜ!」
綾音がガッツポーズを取ると、
刀破が語りかけた。
〔よ、よく頑張りましたね、綾音さん…。〕
「ああ!
全部あんたのアドバイスのおかげだよ!
サンキュな!」
〔ど、どういたしまして…。〕
刀破が答えると、
綾音が不満げに言った。
「何だよ?
さっきから歯切れ悪ぃなぁ…。
あんたも俺の戦い方が不満なのか?」
〔い、いえ、そんな事はないですよ?〕
「そっか?
ならいいけどよ…。」
釈然としないながらも綾音が納得すると、
刀破は綾音に聞こえないようにぽつりとつぶやいた。
〔色々な意味ですごい人ですね…、綾音さんは…。〕
−続く−
まずは小説の前にコメント返しを〜。
・2008/08/08、「Loliruri 〜無邪気な殺戮者〜 (中編)」
>オクトさん
確かにポリンが可哀想ですね(^^;)
ポリンよりポポリン…確かに経験値はそちらの方が↑ですが、
この話は…ふふっ。
これ以上はネタバレになりますので言えませんねw
続きをお楽しみにw
それでは小説に参りましょ〜( ・ω・)っ
〜前回までのあらすじ〜
湖刀美はごく普通の女子高生だった。
だが親友の陽子が封印されていた妖刀・村正に憑依されてしまった為、
神社の祭神・刀破から神剣『神明剣』を授かり光の巫女として戦う事に。
激闘の末に陽子を元に戻したものの、
村正は破片となって町中に飛び散ってしまった。
その破片に取り憑かれた少女と戦い、
破片を集める湖刀美。
その戦いの中、
陽子・水母・瑞羽の三人に加え、
後輩で学園のマスコットである珠美も仲間になった。
菜月達との戦いの火蓋が切って落とされた。
闇に飲まれた陽子と綾音の戦い。
初めての戦闘に綾音は戸惑うものの、
刀破から力の使い方を教えられすぐに使いこなせるように。
だがそのあまりの破天荒さに、
陽子はペースを乱されるのだった。
『ソードブレイカー 湖刀美』
第六章 妖刀跋扈編 水の章 第十二話 「魔を貫く鋼の棘(後編)」
ググググ…バァンッ!
陽子がそう言った瞬間、
陽子の背中が盛り上がり、弾けた。
するとそこから先端が鋭い刃物になった無数の黒い触手が飛び出した。
ビュルルルルッ!
「ふふっ…、
無数の触手…結界術を持たない綾音さんにかわせるかな…?」
「なっ…何だありゃ…!?」
「さぁ…行くよ!!」
ギュオオオッ!
その言葉を合図に、
無数の触手が綾音に向かってきた。
「くっ!!」
ドドドドッ!
とっさに綾音は触手目掛けて何本もの釘を放った。
しかしそれらは全て触手に弾かれた。
キキキキィンッ!!
「あはははは!
そんなの効く訳無いじゃない!」
「やっぱ駄目か…!
じゃあ…これならどうだぁっ!!」
バッ!
そう叫ぶと綾音は両手を前に突き出した。
するとその前に大きな金属製のプロペラが現れた。
その羽根は全て鋭利な刃物になっていた。
「…えっ?」
「切り刻めぇっ!!」
ブイィィィンッ!! ズバババババッ!!
そのプロペラに触手が触れる瞬間、
綾音が叫んだ。
その合図でプロペラが猛スピードで回転し、
触手を切り刻んでいった。
「なっ…!!
ちょっ…ちょっと綾音さん!!
そんなの有りなの!?」
「いやさ、
別に戦いにルールなんてねぇだろ?」
「だ、だからって…!!」
「ほれほれ、
どんどん近づいていくぜー?」
少しおどけた調子で言いながら綾音は陽子に近づいていった。
それと同時に触手が切り刻まれ、
どんどん短くなっていった。
「くっ…何て無茶する人なの…っ!!
こんなのもう使えないよぉっ!!」
ゴソッ…ボタッ。
陽子がそう言うと触手が根元から切り落とされた。
するとその触手が全て黒い塵になって消えた。
ザァァァ…
「なんだ…もう終わりかよ…。」
フッ。
そう言って綾音がプロペラを消すと、
陽子は疲れた表情で言った。
「綾音さんがあまりにでたらめな戦い方するから、
どう戦ったらいいのかわかんなくなっちゃったんだよっ…!!
もう…綾音さんの相手なんて嫌だよ…っ!!」
バサァッ!
すると陽子は翼を羽ばたかせ、
飛び上がろうとした。
「あっ!
逃がすかよ!」
タンッ!
とっさに綾音が地面に手をついた。
次の瞬間、
そこから何本もの鎖が伸びて陽子を絡め取った。
ジャラララララッ!!
「えっ!?
わ、わわっ!!」
ドシャァッ!!
それでバランスを崩し、
陽子は床に落ちた。
「痛たたた…。
えっ、何!?
どんどん絡み付いてくるっ!!」
ジャラジャラジャラジャラ…
「さぁて…そろそろ終わりにしようか…。」
ますます鎖に絡み付かれていく陽子に歩み寄りながら綾音が言った。
「な、何する気…?」
「なあ刀破様、
弱点はこの目玉で間違い無いんだよな?」
〔え、ええ…そのはずです…。〕
「へへっ…だったら…と…。」
いたずらっぽく笑うと、
綾音は右手に金づち、左手に五寸釘を生み出した。
「!?
ね、ねえ…、
もう一度聞くけど…な、何する気なの…!?」
それを見て陽子がカタカタ震えながら聞いた。
「あん?
決まってんだろ?
この釘でその目玉を打ち抜くんだよ。
ちょうどいいサイズだろ♪」
ニッと笑って綾音は陽子の刀の目玉に狙いを定めた。
「ちょ、ちょっと!!
やめて、やめてよ!!
弱点じゃなくても、
目玉に釘って視覚的に痛いから!!
やめて!! やめてってば!!
もっと他の方法にしてよ!!
痛い痛い痛い!!」
「へへっ、ダーメ♪」
そう言うと綾音は金づちで思い切り釘を打った。
カァンッ!
「きゃぁぁぁぁぁぁっ!!」
刀の目玉を打ち抜かれた瞬間、
陽子が甲高い悲鳴を上げて気を失った。
するとみるみるうちに陽子の姿が元に戻っていった。
シュゥゥゥ…
「これでよし…っと。」
完全に元に戻ったのを確認すると、
綾音は鎖と金づち、そして五寸釘を消した。
フッ。
「よしっ!
勝ったぜ!」
綾音がガッツポーズを取ると、
刀破が語りかけた。
〔よ、よく頑張りましたね、綾音さん…。〕
「ああ!
全部あんたのアドバイスのおかげだよ!
サンキュな!」
〔ど、どういたしまして…。〕
刀破が答えると、
綾音が不満げに言った。
「何だよ?
さっきから歯切れ悪ぃなぁ…。
あんたも俺の戦い方が不満なのか?」
〔い、いえ、そんな事はないですよ?〕
「そっか?
ならいいけどよ…。」
釈然としないながらも綾音が納得すると、
刀破は綾音に聞こえないようにぽつりとつぶやいた。
〔色々な意味ですごい人ですね…、綾音さんは…。〕
−続く−
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