第六章 妖刀跋扈編 水の章 第九話 「戦闘開始」
お詫びの記事へのコメントありがとうございます。
ですがあの記事で実際に気分を害された方がおり、
その方からお叱りを頂きました。
なので自粛の意味を込めて、
当分の間日記を休ませて頂きます。
いつかまた日記を書く気が起これば、
日記を再開致しますので、
楽しみにされている方には申し訳ありませんがそれまでお待ち下さい。
なお、
問題の記事における暴言部分は削除致しました。
またそれに関連する部分も表現を修正致しました。
それでは小説をどうぞ…。
〜前回までのあらすじ〜
湖刀美はごく普通の女子高生だった。
だが親友の陽子が封印されていた妖刀・村正に憑依されてしまった為、
神社の祭神・刀破から神剣『神明剣』を授かり光の巫女として戦う事に。
激闘の末に陽子を元に戻したものの、
村正は破片となって町中に飛び散ってしまった。
その破片に取り憑かれた少女と戦い、
破片を集める湖刀美。
その戦いの中、
陽子・水母・瑞羽の三人に加え、
後輩で学園のマスコットである珠美も仲間になった。
生徒達の動きを封じ残るは菜月のみとなった時、
菜月の力を受けて陽子と瑞羽が妖の姿に変じた。
村正の事を知っている菜月に対し湖刀美達が戸惑うと、
菜月は自分が破片と一つになった時の事を語ったのだった…。
『ソードブレイカー 湖刀美』
第六章 妖刀跋扈編 水の章 第九話 「戦闘開始」
「そうしてわたくしはこの力を手に入れ、
村正の事を知ったんですのよ…。」
菜月の話を湖刀美達は複雑な表情で聞いていた。
「な、何か全然緊迫感が無いんだけど…。」
「天然もここまでいくとすげぇな…。」
「生徒会長って大物ですぅ…。」
「…ある意味…そうですね…。」
すると湖刀美がはっとして言った。
「…ってちょっと待って!
四週間前って言ったら…、
あの事件の直後じゃない!!」
「そうですわ。
わたくしは他の誰よりも先に村正の破片と一つになっていたんですわ。」
「…じゃあ…何で今まで…?」
「こう見えてわたくしは慎重派なんですの。
他の破片達があなたに破れ封印されていく間も、
わたくしはずっと機会をうかがっていたんですわ。
刀に込められた魂の絆で、
他の破片からわずかずつですが情報を集めながら。
そして核とわたくしの破片を除く全ての破片があなたの元に集まり、
ついに機が熟したのですわ!
全ての破片が集まった時、
核はそれを集めた者の元に舞い降りる。
そしてその者を新たな躰とするのですわ。
だからここでわたくしがあなたを倒し、
全ての破片を我が物とすればわたくしは核を得て完全体となれるのですわ!!」
バッ!
両手を広げながら菜月が高らかに言った。
「完全体って…!!
生徒会長!!
何でそんな物になりたいんですか!?」
「わたくしは川霧財閥の跡取りである事がとても嫌でしたの。
ですが幼い頃より教え込まれた跡取りとしての心得のせいで、
その気持ちに気が付かなかったんですわ。
けれど村正の破片と一つになって、
初めてその気持ちに気が付いたんですの。
だからわたくしは完全体になって川霧財閥を、
そしてこの世界全てを破壊してやりますわ!!」
そう言った菜月の顔には狂気の笑みが浮かんでいた。
「そ、そんな…、
目を覚まして下さい!!
生徒会長!!
そんなのは村正によって歪められた偽の気持ちです!!
それが生徒会長の本心じゃないはずです!!」
「いいえ。
間違いなくこれはわたくしの本心ですわ。
それを成し遂げる為にはあなたが邪魔なんですわ!!
だからここであなたを倒してさしあげますわ!!」
「くっ…、
やっぱり…説得は無理か…。
じゃあ…やるしかないか…!!」
スッ。
(神明剣…私の想いに応えて…!!)
湖刀美は目を閉じて念じた。
ポゥッ…
すると湖刀美の前に一振りの清らかな白い太刀が現れた。
「神剣抜刀!!」
パァァァッ!
湖刀美が目を開いて刀を抜き放つと、
刀から白い光が溢れ出て湖刀美を光の巫女に変えた。
「それがあなたの本気と言う訳ですの…。
情報は得ていましたけれど実際に見るのは初めてですわ…。
では…わたくしも本気をお見せしますわ…!!」
ブワッ!
菜月がそう言うと、
体全体が闇に包まれた。
そのシルエットが変化し、
変化が終わると闇が晴れた。
あらわになった菜月の下半身は巨大な蛇そのものになっていた。
着ていた服は消え、
胸と肘から先は蛇の鱗で覆われていた。
両手の爪は鋭く尖り、
その赤く染まった瞳は蛇を思わせた。
「ふふっ…これがわたくしの真の姿…、
邪水精(じゃすいせい)・菜月ですわ…。
さあ…行きますわよ!!」
ババッ!
その菜月の言葉で、
陽子と瑞羽が翼を羽ばたかせて宙へ舞い上がった。
それと同時に菜月が湖刀美達に向かってきた。
ザザザザザッ!
「…っ!!」
「来たですぅ!!」
「お、おい!
どうすんだ!?
湖刀美!!」
「ど、どうするって…!!」
湖刀美達が戸惑っていると頭の中で声が響いた。
〔湖刀美は珠美さんと共に菜月さんを!
水母さんは瑞羽さんを、
綾音さんは陽子さんをお願いします!〕
「刀破様!?」
〔見た所今の菜月さんは水性の妖です!
ならば珠美さんの土性の力が有効のはずです!〕
「わかりました!」
「わ、わかったですぅ!」
〔水母さん!
あの姿の瑞羽さんの戦い方は、
以前とあまり変わっていないと思われます!
今のあなたなら一人でも瑞羽さんを元に戻す事ができるはずです!〕
「…が、頑張ります…!」
〔綾音さん!
あなたは陽子さんの右手の刀の根元についている目玉を狙って下さい!
そこが今の陽子さんの弱点のはずです!〕
「えっ!?
わ、わかったけど…どうやって力を使うんだ!?」
〔大丈夫です!
私が補助します!〕
「わ、わかった!」
そうして湖刀美達は刀破の指示に従って分かれていった。
−続く−
ですがあの記事で実際に気分を害された方がおり、
その方からお叱りを頂きました。
なので自粛の意味を込めて、
当分の間日記を休ませて頂きます。
いつかまた日記を書く気が起これば、
日記を再開致しますので、
楽しみにされている方には申し訳ありませんがそれまでお待ち下さい。
なお、
問題の記事における暴言部分は削除致しました。
またそれに関連する部分も表現を修正致しました。
それでは小説をどうぞ…。
〜前回までのあらすじ〜
湖刀美はごく普通の女子高生だった。
だが親友の陽子が封印されていた妖刀・村正に憑依されてしまった為、
神社の祭神・刀破から神剣『神明剣』を授かり光の巫女として戦う事に。
激闘の末に陽子を元に戻したものの、
村正は破片となって町中に飛び散ってしまった。
その破片に取り憑かれた少女と戦い、
破片を集める湖刀美。
その戦いの中、
陽子・水母・瑞羽の三人に加え、
後輩で学園のマスコットである珠美も仲間になった。
生徒達の動きを封じ残るは菜月のみとなった時、
菜月の力を受けて陽子と瑞羽が妖の姿に変じた。
村正の事を知っている菜月に対し湖刀美達が戸惑うと、
菜月は自分が破片と一つになった時の事を語ったのだった…。
『ソードブレイカー 湖刀美』
第六章 妖刀跋扈編 水の章 第九話 「戦闘開始」
「そうしてわたくしはこの力を手に入れ、
村正の事を知ったんですのよ…。」
菜月の話を湖刀美達は複雑な表情で聞いていた。
「な、何か全然緊迫感が無いんだけど…。」
「天然もここまでいくとすげぇな…。」
「生徒会長って大物ですぅ…。」
「…ある意味…そうですね…。」
すると湖刀美がはっとして言った。
「…ってちょっと待って!
四週間前って言ったら…、
あの事件の直後じゃない!!」
「そうですわ。
わたくしは他の誰よりも先に村正の破片と一つになっていたんですわ。」
「…じゃあ…何で今まで…?」
「こう見えてわたくしは慎重派なんですの。
他の破片達があなたに破れ封印されていく間も、
わたくしはずっと機会をうかがっていたんですわ。
刀に込められた魂の絆で、
他の破片からわずかずつですが情報を集めながら。
そして核とわたくしの破片を除く全ての破片があなたの元に集まり、
ついに機が熟したのですわ!
全ての破片が集まった時、
核はそれを集めた者の元に舞い降りる。
そしてその者を新たな躰とするのですわ。
だからここでわたくしがあなたを倒し、
全ての破片を我が物とすればわたくしは核を得て完全体となれるのですわ!!」
バッ!
両手を広げながら菜月が高らかに言った。
「完全体って…!!
生徒会長!!
何でそんな物になりたいんですか!?」
「わたくしは川霧財閥の跡取りである事がとても嫌でしたの。
ですが幼い頃より教え込まれた跡取りとしての心得のせいで、
その気持ちに気が付かなかったんですわ。
けれど村正の破片と一つになって、
初めてその気持ちに気が付いたんですの。
だからわたくしは完全体になって川霧財閥を、
そしてこの世界全てを破壊してやりますわ!!」
そう言った菜月の顔には狂気の笑みが浮かんでいた。
「そ、そんな…、
目を覚まして下さい!!
生徒会長!!
そんなのは村正によって歪められた偽の気持ちです!!
それが生徒会長の本心じゃないはずです!!」
「いいえ。
間違いなくこれはわたくしの本心ですわ。
それを成し遂げる為にはあなたが邪魔なんですわ!!
だからここであなたを倒してさしあげますわ!!」
「くっ…、
やっぱり…説得は無理か…。
じゃあ…やるしかないか…!!」
スッ。
(神明剣…私の想いに応えて…!!)
湖刀美は目を閉じて念じた。
ポゥッ…
すると湖刀美の前に一振りの清らかな白い太刀が現れた。
「神剣抜刀!!」
パァァァッ!
湖刀美が目を開いて刀を抜き放つと、
刀から白い光が溢れ出て湖刀美を光の巫女に変えた。
「それがあなたの本気と言う訳ですの…。
情報は得ていましたけれど実際に見るのは初めてですわ…。
では…わたくしも本気をお見せしますわ…!!」
ブワッ!
菜月がそう言うと、
体全体が闇に包まれた。
そのシルエットが変化し、
変化が終わると闇が晴れた。
あらわになった菜月の下半身は巨大な蛇そのものになっていた。
着ていた服は消え、
胸と肘から先は蛇の鱗で覆われていた。
両手の爪は鋭く尖り、
その赤く染まった瞳は蛇を思わせた。
「ふふっ…これがわたくしの真の姿…、
邪水精(じゃすいせい)・菜月ですわ…。
さあ…行きますわよ!!」
ババッ!
その菜月の言葉で、
陽子と瑞羽が翼を羽ばたかせて宙へ舞い上がった。
それと同時に菜月が湖刀美達に向かってきた。
ザザザザザッ!
「…っ!!」
「来たですぅ!!」
「お、おい!
どうすんだ!?
湖刀美!!」
「ど、どうするって…!!」
湖刀美達が戸惑っていると頭の中で声が響いた。
〔湖刀美は珠美さんと共に菜月さんを!
水母さんは瑞羽さんを、
綾音さんは陽子さんをお願いします!〕
「刀破様!?」
〔見た所今の菜月さんは水性の妖です!
ならば珠美さんの土性の力が有効のはずです!〕
「わかりました!」
「わ、わかったですぅ!」
〔水母さん!
あの姿の瑞羽さんの戦い方は、
以前とあまり変わっていないと思われます!
今のあなたなら一人でも瑞羽さんを元に戻す事ができるはずです!〕
「…が、頑張ります…!」
〔綾音さん!
あなたは陽子さんの右手の刀の根元についている目玉を狙って下さい!
そこが今の陽子さんの弱点のはずです!〕
「えっ!?
わ、わかったけど…どうやって力を使うんだ!?」
〔大丈夫です!
私が補助します!〕
「わ、わかった!」
そうして湖刀美達は刀破の指示に従って分かれていった。
−続く−
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