第六章 妖刀跋扈編 水の章 第二話 「瑞羽と菜月」
おはようございます、みずはです。
今日は小説をお届けっ(>ω<)
〜前回までのあらすじ〜
湖刀美はごく普通の女子高生だった。
だが親友の陽子が封印されていた妖刀・村正に憑依されてしまった為、
神社の祭神・刀破から神剣『神明剣』を授かり光の巫女として戦う事に。
激闘の末に陽子を元に戻したものの、
村正は破片となって町中に飛び散ってしまった。
その破片に取り憑かれた少女と戦い、
破片を集める湖刀美。
その戦いの中、
陽子・水母・瑞羽の三人に加え、
後輩で学園のマスコットである珠美も仲間になった。
ライブの最終日、
湖刀美達はライブの話をしていた。
そこに声をかけてきたのは、
瑞羽と生徒会会長、菜月だった。
『ソードブレイカー 湖刀美』
第六章 妖刀跋扈編 水の章 第二話 「瑞羽と菜月」
「そ、そう言えば瑞羽先輩、
どうして生徒会長と一緒にいるんですか?」
「えっ?
ああ、そう言えばまだ言ってなかったわね。
私と菜月は幼なじみなのよ。
私の家は昔から続く弓術家、
菜月の家はあの川霧財閥。
どちらもこの町ではわりと大きな家だから、
昔から交流があったのよ。
それで小さい頃に知り合ってね。」
「そうだったんですか…。」
「ええ〜。
小さい頃から瑞羽さんにはお世話になりましたわ〜。
瑞羽さんほど頼りになる方はおりませんわ〜。」
「頼りにって…。
その天然さでたくさん問題を起こしては、
いつも私がその後処理をさせられたんじゃない…。」
瑞羽が少しあきれた顔で言うと、
湖刀美が尋ねた。
「え…っ?
い、一体どんな事させられたんですか…?」
「そりゃもう色々よ…。
例えば三年前のあの時なんか…。」
瑞羽が話そうとした時、
菜月が言葉を挟んだ。
「あらあら〜。
瑞羽さん、
それ以上申されますとあの事をここにいる方々にお教えしますわよ〜?」
菜月がそう言うと瑞羽の顔色が変わった。
「えっ!?
あっ、いや、なんでもない、
なんでもなかったわ、あははは…。」
「そうですわね〜。
何もなかったですわね〜。
うふふふふ…。」
「い、一体何があったの…?」
「な、何だろう…?」
「…何でしょう…?」
不自然に笑う二人を見る湖刀美達の額に一筋の汗が流れた。
「ところで〜、
土御門さん達は何をお話されてたんですの〜?」
突然話を振られ、
湖刀美は慌てて答えた。
「えっ!?
え、えっと、
今日のライブの事で話してたんですけど…。」
「あら〜、
ライブですか〜。
いいですわね〜。
是非わたくしも鑑賞させていただきたいですわ〜。」
菜月がそう言うとすかさず瑞羽が口を挟んだ。
「ちょっと菜月、
今日は予算会議があるでしょ。」
「あらあら〜、そうでしたわ〜。
残念ですわ〜。」
「ったく…生徒会長が会議を忘れないでよ…。」
「すみません〜、瑞羽さん〜。
やっぱり瑞羽さんは頼りになりますわ〜。」
「あのね…、
菜月ももうちょっと自覚を持って行動してよ…。
一応あの川霧財閥の跡取りなんだから…。」
「その自覚ならございますわ〜。
川霧の名に恥じぬよう、
日々教養を積んでおりますから〜。」
「だったらもっとしゃんとしてよ…。
そんな間延びした喋り方してないで…。」
「これはわたくしの特徴ですから直せませんわ〜。」
「あのね…。」
そう言って瑞羽はこめかみをおさえた。
「初めて見た…瑞羽先輩がこんなに人につっこみ入れてるとこ…。」
「うん…私も初めて…。」
「…意外です…。」
キーン…コーン…カ−ン…コーン…
二人のやりとりを見て湖刀美達が呆然としていると予鈴のチャイムが鳴った。
「えっ、もうこんな時間!?
ほら、菜月!
早く行くわよ!
湖刀美達も早くしないと遅刻になるわよ!」
タッ!
そう言うと瑞羽は菜月の手を引いて校舎の方へ走っていった。
「あらあら〜、それではごきげんよう〜。」
ズルズルズル…
そんな間延びした声を残して菜月はそのまま瑞羽に引きずられていった。
「あっ、そうだ!
早く行かないと遅刻になっちゃう!」
それを見て我に返ったように言うと、
湖刀美は走り出した。
「そ、そうだね、急がないと!」
「…あっ、ま、待って下さーい!」
その後に続いて陽子と水母も走っていった。
−続く−
今日は小説をお届けっ(>ω<)
〜前回までのあらすじ〜
湖刀美はごく普通の女子高生だった。
だが親友の陽子が封印されていた妖刀・村正に憑依されてしまった為、
神社の祭神・刀破から神剣『神明剣』を授かり光の巫女として戦う事に。
激闘の末に陽子を元に戻したものの、
村正は破片となって町中に飛び散ってしまった。
その破片に取り憑かれた少女と戦い、
破片を集める湖刀美。
その戦いの中、
陽子・水母・瑞羽の三人に加え、
後輩で学園のマスコットである珠美も仲間になった。
ライブの最終日、
湖刀美達はライブの話をしていた。
そこに声をかけてきたのは、
瑞羽と生徒会会長、菜月だった。
『ソードブレイカー 湖刀美』
第六章 妖刀跋扈編 水の章 第二話 「瑞羽と菜月」
「そ、そう言えば瑞羽先輩、
どうして生徒会長と一緒にいるんですか?」
「えっ?
ああ、そう言えばまだ言ってなかったわね。
私と菜月は幼なじみなのよ。
私の家は昔から続く弓術家、
菜月の家はあの川霧財閥。
どちらもこの町ではわりと大きな家だから、
昔から交流があったのよ。
それで小さい頃に知り合ってね。」
「そうだったんですか…。」
「ええ〜。
小さい頃から瑞羽さんにはお世話になりましたわ〜。
瑞羽さんほど頼りになる方はおりませんわ〜。」
「頼りにって…。
その天然さでたくさん問題を起こしては、
いつも私がその後処理をさせられたんじゃない…。」
瑞羽が少しあきれた顔で言うと、
湖刀美が尋ねた。
「え…っ?
い、一体どんな事させられたんですか…?」
「そりゃもう色々よ…。
例えば三年前のあの時なんか…。」
瑞羽が話そうとした時、
菜月が言葉を挟んだ。
「あらあら〜。
瑞羽さん、
それ以上申されますとあの事をここにいる方々にお教えしますわよ〜?」
菜月がそう言うと瑞羽の顔色が変わった。
「えっ!?
あっ、いや、なんでもない、
なんでもなかったわ、あははは…。」
「そうですわね〜。
何もなかったですわね〜。
うふふふふ…。」
「い、一体何があったの…?」
「な、何だろう…?」
「…何でしょう…?」
不自然に笑う二人を見る湖刀美達の額に一筋の汗が流れた。
「ところで〜、
土御門さん達は何をお話されてたんですの〜?」
突然話を振られ、
湖刀美は慌てて答えた。
「えっ!?
え、えっと、
今日のライブの事で話してたんですけど…。」
「あら〜、
ライブですか〜。
いいですわね〜。
是非わたくしも鑑賞させていただきたいですわ〜。」
菜月がそう言うとすかさず瑞羽が口を挟んだ。
「ちょっと菜月、
今日は予算会議があるでしょ。」
「あらあら〜、そうでしたわ〜。
残念ですわ〜。」
「ったく…生徒会長が会議を忘れないでよ…。」
「すみません〜、瑞羽さん〜。
やっぱり瑞羽さんは頼りになりますわ〜。」
「あのね…、
菜月ももうちょっと自覚を持って行動してよ…。
一応あの川霧財閥の跡取りなんだから…。」
「その自覚ならございますわ〜。
川霧の名に恥じぬよう、
日々教養を積んでおりますから〜。」
「だったらもっとしゃんとしてよ…。
そんな間延びした喋り方してないで…。」
「これはわたくしの特徴ですから直せませんわ〜。」
「あのね…。」
そう言って瑞羽はこめかみをおさえた。
「初めて見た…瑞羽先輩がこんなに人につっこみ入れてるとこ…。」
「うん…私も初めて…。」
「…意外です…。」
キーン…コーン…カ−ン…コーン…
二人のやりとりを見て湖刀美達が呆然としていると予鈴のチャイムが鳴った。
「えっ、もうこんな時間!?
ほら、菜月!
早く行くわよ!
湖刀美達も早くしないと遅刻になるわよ!」
タッ!
そう言うと瑞羽は菜月の手を引いて校舎の方へ走っていった。
「あらあら〜、それではごきげんよう〜。」
ズルズルズル…
そんな間延びした声を残して菜月はそのまま瑞羽に引きずられていった。
「あっ、そうだ!
早く行かないと遅刻になっちゃう!」
それを見て我に返ったように言うと、
湖刀美は走り出した。
「そ、そうだね、急がないと!」
「…あっ、ま、待って下さーい!」
その後に続いて陽子と水母も走っていった。
−続く−
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