第五章 妖刀跋扈編 金の章  第十話 「土の真相」

( ゚Д゚)/ジェイソーン!!

…こんにちは、みずはです。
今日は13日の金曜日と言う事でこんな書き出し方をしてみたり。

と言っても「13日の金曜日」って見た事無いんですけどねw
「仮面をつけた殺人鬼ジェイソンがチェーンソー持って暴れ回る」
と言うくらいの認識しかありません(ぁ

まあ特に興味も無いので深く追求はしませんが(ぇ−


さて、今日は金曜日と言う事で小説をお届け〜。
...( っ・ω・)っ【小説】


〜前回までのあらすじ〜

湖刀美はごく普通の女子高生だった。
だが親友の陽子が封印されていた妖刀・村正に憑依されてしまった為、
神社の祭神・刀破から神剣『神明剣』を授かり光の巫女として戦う事に。

激闘の末に陽子を元に戻したものの、
村正は破片となって町中に飛び散ってしまった。
その破片に取り憑かれた少女と戦い、
破片を集める湖刀美。
水母・瑞羽を仲間に加え、
四人で村正に立ち向かう事になった。

瑞羽の加勢により形勢逆転した湖刀美。
逆上した綾音を上手く誘い込み、
炎の剣で戦いに終止符を打ったのだった。



『ソードブレイカー 湖刀美』

第五章 妖刀跋扈編 金の章  第十話 「土の真相」

炎が消えると、
綾音は元の姿に戻りその場に倒れた。
 ズズズズズ…
すると綾音の身体からコウモリが分離し、
風化するように崩れ去って村正の破片になった。
「終わったみたいね…。
 じゃあこれはもう必要ないわね。」
 パチンッ。
そう言って瑞羽が指を鳴らすと、
背中の炎の翼と周りの炎の壁が消えた。
 フッ…
すると湖刀美の胸に光の玉が現れ、
湖刀美から分離して刀破の姿になった。
 ブゥンッ。
『では封印しましょうか。』
そう言うと刀破は破片に歩み寄り、
それを手に乗せた。
そして呪を唱えると、
破片が光に包まれ白い玉になった。
 ポゥッ…
『これでもう大丈夫です。』

それを見ると珠美がその場に座り込んだ。
「ふにゃぁぁ…疲れたですぅ…。」
 ペタンッ。
「ふふっ、お疲れ様。
 たまちゃん。
 それにしてもあんな力どこで手にいれたの?
 やっぱり…原因はアレかしら?」
瑞羽が尋ねた。
「えっ?
 は、はいですぅ…。
 たまみがせんぱい方と戦っちゃった次の日、
 いつものようにネコさん達の所に遊びに行ったんですぅ。
 そしたら…ネコさん達の言葉がわかるようになってたんですぅ…。」
「猫の言葉が!?」
「本当なの?」
「はいですぅ…。
 それでネコさん達とお話してたら、
 ネコさん達が教えてくれたんですぅ…。
 たまみに砂や土、岩とかを操る力があるって…。」
『つまり「土気」を操る力ですね?』
「そうですぅ…。
 それでネコさん達に協力してもらって、
 その力を使いこなす練習をしてたんですぅ…。」
「えっ…?
 じゃあ…、
 あの公園で起こってた事ってもしかして…?」
湖刀美がはっとすると珠美が答えた。
「全部たまみがやってたんですぅ…。」
「そ、それじゃあ何で昨日知らないフリをしてたの…?」
「えっ、えっと…、
 あんな事してたのがばれたら怒られちゃいますし…。
 それに自分の力を隠しておいて、
 今日みたいに誰かのピンチにさっそうと現れて、
 ピンチを救うってかっこいいじゃないですか。」
そう言って珠美は笑みを浮かべた。
「あ…そ、そう…。」
「まあ正体ばれちゃいましたし…、
 たまみ一人じゃ勝てませんでしたけど…。」
「正体?」
瑞羽が怪訝な表情をすると、
湖刀美が小声で説明した。
「たまちゃん、変装して登場したんです。
 バレバレでしたけど…。」
「そ、そう…。
 それであんな格好してるのね…。」

「たまみはまだまだ力不足ですぅ…。」
珠美が沈んだ表情をすると、
湖刀美が首を振った。
「う、ううん、そんな事ないよ!
 あの時は本当に助かったんだから!」
「そうよ。
 少なくとも私が来るまでは、
 綾音さんの攻撃をしのいでくれたんだから。」
「うぅ…二人共お優しいですぅ…。」
『珠美さん、
 私からも礼を言います。
 湖刀美の危機を救ってくれてありがとうございます。』
「そ、そんな、お礼なんていいですぅ…。
 …ところでこの人誰ですか?」
「だ、誰って…。
 たまちゃん…気づくの遅いよ…。」
『そ、そう言えばまだ名乗っていませんでしたね…。
 私は土御門刀破と言います。
 湖刀美の先祖であり、
 湖刀美の家の神社で祭神として祀られている者です。』
「そうだったですか…。
 でもなんでそんな神様が、
 湖刀美せんぱいと一緒にいるですか?」
「あ、うん。
 それはね…。」
そう言って湖刀美はこれまでのいきさつを珠美に話した。

「ふ〜ん…そんな事があったですか…。」
『珠美さん、
 あなたまで巻き込んでしまって本当に申し訳ありません…。』
刀破がすまなそうに言うと珠美がニコッと笑った。
「別に構わないですぅ。
 たまみこういうのにずっと憧れてたんですぅ♪」
「そ、そうなんだ…。」
「ふふっ。
 やっぱりたまちゃんね。」
『と、とりあえず珠美さんにも、
 これを渡しておきましょう。』
 スッ。
そう言うと刀破は、
黄色い勾玉を中央にあしらった首飾りを珠美に渡した。
「わ〜…きれいですぅ…。」
『土気を司る神獣、
 黄龍(こうりゅう)の力を込めた勾玉です。
 これがあればその力をもっと安定して使う事ができるでしょう。』
「そうですかぁ…。
 ありがとうございますですぅ。」
『ここまで関わってしまった以上、
 もう関わるなとも言えません。
 湖刀美の力になってやってください。』
「もちろんですぅ!」
刀破の言葉に珠美は元気良く答えた。
『お願いしますね。』
 フッ…
そう言うと刀破は光の玉に変化し、
湖刀美の中に戻っていった。
すると湖刀美は刀を納めて変身を解き、
刀を消した。
「それじゃあまあ…、
 これからよろしくね、たまちゃん。」
「はいですぅ!
 たまみ頑張るですぅ!」
「今日の戦いぶりからしてなかなかいい戦力になりそうね。」
「そ、そうですね。」


−続く−

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