第五章 妖刀跋扈編 金の章  第四話 「巨石群」

こんにちは、みずはです。

火曜日は小説の日ですよっヽ|'ω'|ノ

後遅ればせながら。
先日ブログ閲覧数が4,500Hitを超えましたっ(>ω<)
皆様には感謝、感謝ですっ♪
色々あって更新頻度は下がっておりますが、
これからも頑張って続けていきますのでよろしくお願い致しますっm(_ _ )m

では小説へっ( ・ω・)っ


〜前回までのあらすじ〜

湖刀美はごく普通の女子高生だった。
だが親友の陽子が封印されていた妖刀・村正に憑依されてしまった為、
神社の祭神・刀破から神剣『神明剣』を授かり光の巫女として戦う事に。

激闘の末に陽子を元に戻したものの、
村正は破片となって町中に飛び散ってしまった。
その破片に取り憑かれた少女と戦い、
破片を集める湖刀美。
水母・瑞羽を仲間に加え、
四人で村正に立ち向かう事になった。

お祝いを済ませた後、
中央公園で怪現象が起きている事を知った湖刀美。
陽子・水母と共に向かうとそこには珠美が。
珠美の案内で問題のグラウンドに向かうと…。


『ソードブレイカー 湖刀美』

第五章 妖刀跋扈編 金の章  第四話 「巨石群」

グラウンドに着くと珠美は湖刀美達の方を振り向いた。
「ここがグラウンドですぅ!」
そう言った珠美の服はかなり汚れていた。
結局あれから珠美は、
歩いても三・四分もかからない距離を十回も転んでいた。
「ボロボロだね…たまちゃん…。」
「どうやったらあんなに転ぶんだろう…?」
「…でもピンピンしてます…。」
三人は呆然として珠美を見ていた。
その珠美の向こうに広がるグラウンドには確かに噂の通りに、
陥没跡や地面から突き出た岩があった。
「早く調査するですぅ♪」
「えっ!?
 あっ、そ、そうだね。」
「う、うん。」
「…は、はいっ。」
三人は我に返ると慌てて地面から突き出た岩に歩み寄った。

「すごい…こんな大きな岩が…。」
「…とても信じられないです…。」
「と、とりあえず調べてみるね。」
 スッ。
そう言って陽子が岩に手を触れて目を閉じた。
〔私も調べます。
 湖刀美、岩に手を触れてください。〕
(わ、わかりました。)
 ソッ…
頭の中に響いた刀破の声に従い、
湖刀美も岩に手を触れた。
しばらくして、
二人共岩から手を離した。
「…な、何かわかりましたか…?」
「少しは…ね。」
「う、うん…。」
水母が尋ねると二人がうなずいた。
「なになに?
 何がわかったですかぁ?」
「えっ!?
 え、えっと…。」
「地盤の歪みから生じた物みたい。
 単なる自然現象だよ。」
珠美に問いかけられて湖刀美が言いあぐねていると、
代わりに陽子が答えた。
「そうだったですかぁ…。
 それでもすごいですぅ…。」
「それじゃあ私達帰るけど…、
 たまちゃんはどうするの?」
「たまみはもう少しこの子達と遊んで行くですぅ。
 それじゃあ先輩方、さよならですぅ。」
そう言ってペコリとおじぎすると、
珠美は野良猫達の元へ戻っていった。
途中珠美がちらりと振り返ったものの、
湖刀美達は気に留めなかった。

珠美を見送った後、
湖刀美は慌てて陽子に言った。
「ちょ、ちょっとちょっと陽子、
 地盤の歪みって本当なの!?
 どうみても違うじゃない!」
「湖刀美ちゃん、
 たまちゃんの前で本当の事を言う訳にはいかないでしょ?
 『これは得体の知れない力で起こった物だ』って。」
「…じゃあやっぱり村正と関係あるんですか…?」
「無関係…とは言えないかもしれない。
 関係があるかどうかもはっきりとはしないけど…。
 ここじゃあれだから歩きながら話すよ。」
そう言って陽子は歩き出した。
それを見て湖刀美と水母は慌てて陽子の後についていった。

公園を出ると陽子が話しだした。
「…あの岩からは妖気は一切感じなかったよ。
 それとは違う気配は感じたけど…。
 何か…猫のような…そんな気配を…。」
「…猫…ですか…?」
「うん…。
 ただ…その気配が、
 あの時感じた気配ととても似てるんだ…。」
「あの時って?」
湖刀美が尋ねた。
「ほら、
 前に湖刀美ちゃんが石化した木の破片を持ってきたでしょ?
 あれを調べた時だよ。」
すると湖刀美の胸に光の玉が現れた。
 ポゥッ…
『それは私も感じました。』
「刀破様!」
「…本当ですか…?」
『ええ。
 それから…強烈な「土気(どき)」を感じました。
 おそらく「土気」を操る何者かが引き起こした物と考えられます。』
「『土気』…ですか?」
『ですが妖気は全く感じませんでした。
 妖が引き起こしたのではないようなのですが…。
 目的が全くわかりません…。』
「そうですか…。」
「…何か不気味です…。」
『とりあえずあの公園には注意しておきましょう。
 いずれ事件が起こるかもしれません。』
「はい、わかりました。」
 スゥッ…
湖刀美が答えると光の玉が消えた。

「妖気を感じない『土気』を操る存在か…。
 あの時の気配と似てるって事は…、
 もしかしてたまちゃんがやったのかな…?」
「でもたまちゃんは知らないって言ってたよね…。」
「…だったら一体誰がやったんでしょうか…?」
「さあ…?
 でもとりあえずこれから、
 あの公園をマークしなきゃいけないってのは確かだね。」
「うん、そうだね。」
「…はい…。」
「さてと、それじゃ帰ろっか。
 もう暗くなってきたし。」
「うん。」
「はい。」


−続く−

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