Violie 〜魔性の旋律〜 (前編)
こんにちは、みずはです。
今日は小説更新日ですが、
以前お伝えした二次創作小説の二作目をお送りしようと思います。
内容は前にも言ったように、
ROのMobをモチーフにしたものですが、
はっきり言ってかなりダークな話です。
ご注意下さい。
それから公式設定は完全に無視しております。
(そもそもどんな設定があるか自体知りませんし(^^;))
そこの所もご理解下さい(^^;)
ついでに言うとタイトルのつづりも適当ですw
では本文へどうぞ〜( ・ω・)っ
『Violie 〜魔性の旋律〜 (前編)』
天上界。
神々が住まい、天使達が遊び、
戦乙女達が守護する楽園。
平穏なその世界は安らぎに満ちており、
住人達は何不自由無い生活を送っていた。
だが他の世界と同じように、
変わり者はここにも存在していた。
「ヴィオラちゃ〜ん!待ってよぉ〜!」
タッタッタッ…
一人の天使の少女が息を切らせながら走っていた。
その先には笑顔で手を振るもう一人の天使の少女がいた。
「ほらほら、こっちだよ!
早く早くぅ!」
「…はぁ、はぁ…、
も、もっとゆっくり走ってよぉ…ヴィオラちゃん…。」
「え〜?
今の全然本気出して無いよ?
ほんとヴィオーネったらのんびり屋なんだから…。」
「ヴィ、ヴィオラちゃんの『普通』は、
他の皆の『本気』なんだよ…?
その辺ちゃんと自覚してよぉ…はぁ…。」
「そうかな〜?
それじゃ皆のんびり屋なんだね♪」
「何でそうなるの…。
ところでヴィオラちゃん、
見せたいものって一体何なの…?」
「ん?
ああ、これこれ。」
ヴィオーネが尋ねると、
ヴィオラが自分の後ろを指差した。
そこには井戸のような物があった。
「えっ?
これって…井戸?
この井戸がどうかしたの?」
「違うよ。
井戸みたいに見えるけど、
これは井戸なんかじゃないんだよ。」
「井戸じゃないの?
じゃあ…何なの?」
するとヴィオラが得意気な笑みを浮かべた。
「ふふ〜ん。
これはね、何と地上へ通じる門なんだよ!」
「ええっ!?
ち、地上へ通じる門!?」
ヴィオラの言葉を聞いてヴィオーネは驚いた。
「そうだよ。
すごいでしょ♪」
「な、何でそんな物がこんな所にあるの!?」
「実はね、
これはあまり大きな声では言えないんだけど…。」
そう言うとヴィオラは声をひそめて言った。
「実はこの辺りは戦乙女(ヴァルキリー)様の警戒領域なんだ。
でも今のこの時間は同じ領域の他のエリアを見に行ってるから、
この辺りが手薄になってるって訳。
その事を毎日見てて気付いたんだ。
で、一度試しに見に来てみたら、
この門があったんだ。」
「えっ…そ、それってまずいんじゃ…?
と言うかそもそも…、
何でこれが門だって分かったの…?」
「実は一度行ってみたんだ。
地上に。」
「ええっ!?
だ、大丈夫なの!?
地上はとても穢れてて危ない所だって聞いたよ!?」
「ううん、そんな事無いよ。
とても楽しい所だったよ?
ここには無い面白い事が沢山あるし、
良い人ばかりだし。」
「そ、そうなの…?」
「だからさ、
今日はヴィオーネにも地上の面白さを知ってもらおうと思って、
ここに連れて来たんだ。」
「ええっ!?
わ、私も地上に!?」
「ねぇ、一緒に行こうよ。
絶対損はさせないからさ。」
「で、でも…。
そんな事いきなり言われても…。」
「大丈夫だって。
私がついてるからさ。」
「それ何の保証にもなってないよ…?」
「あははっ。
まあ大丈夫だって。
ほら、早く行こっ。
もたもたしてたら戦乙女様に見つかっちゃうよ!」
グイッ。
そう言うとヴィオラはヴィオーネの手を引いて、
井戸の中に飛び込んだ。
「えっ!?
ちょ、ちょっと待っ…きゃぁぁぁぁ!!」
ヒュゥゥゥゥゥ…
「…ーネ!…きて!…オーネ!」
「…う〜…ん…。」
「…起きて!…ィオーネ!…起きてったら!」
「…んん…あ、あれ…私…?」
呼ぶ声に反応してヴィオーネは目を覚ました。
「やっと起きた…。
もう…ヴィオーネったら気が小さいんだから…。
あれくらいで失神なんてしないでよぉ…。」
ヴィオラが呆れたように言うと、
ヴィオーネは起き上がり周りをきょろきょろと見回した。
「あっ、ヴィ、ヴィオラちゃん…。
ね、ねぇ…ここ…どこ?」
「だから地上だってば。
さっき私が話したのもう忘れちゃったの?」
「えっ?
あっ…そっか…。
私…ヴィオラちゃんと一緒にあの門を通ったんだっけ…。」
「やっと思い出した?
もう…ヴィオーネがこんなに忘れっぽいなんて知らなかったよ…。」
「だ、だって…いきなりあんな事になったら誰だって…って、
そう言えば…帰りはどうするの…?
こっちに天上界への門なんてあるの…?」
「ん?あるよ?」
ヴィオーネの問いにヴィオラは事も無げに答えた。
「本当!?
どこにあるの!?」
「あはは…知らない。」
ヴィオラは笑顔で言った。
「し、知らないって…じゃあ何であるって分かるの?」
「前来た時に適当に見て回ってたら、
偶然見つけたんだ。
だから場所なんて覚えて無いよ。」
「ちょ、ちょっとぉ…。
それじゃ今回も適当に歩き回って探すって言うの…?」
「そうなるかな?」
「む、無茶な事言わないでよぉ!
今度も見つかるって保証はどこにも無いんだよ!?」
「まぁまぁ、何とかなるなる♪」
「ならないよぉ!」
その後怒るヴィオーネをヴィオラがなだめつつ、
二人は地上の街を歩き回った。
天上界では見られない沢山の珍しい物への好奇心で、
ヴィオーネの怒りも段々収まっていった。
−続く−
…と言う訳で続きますw
まだ前編なのでダークな場面は出てこないですね(^^;)
ほんとは前編・後編の二回にするつもりだったのですが、
結構長いので前編・中編・後編の三回に分けてお送りする事に致します。
次回は来週の金曜日にUP致します。
これからどのように話が展開するのか。
二人のこれからの行動にご期待下さいw
ではまた次回の記事でお会いしましょ〜( ・ω・)ノシ
今日は小説更新日ですが、
以前お伝えした二次創作小説の二作目をお送りしようと思います。
内容は前にも言ったように、
ROのMobをモチーフにしたものですが、
はっきり言ってかなりダークな話です。
ご注意下さい。
それから公式設定は完全に無視しております。
(そもそもどんな設定があるか自体知りませんし(^^;))
そこの所もご理解下さい(^^;)
ついでに言うとタイトルのつづりも適当ですw
では本文へどうぞ〜( ・ω・)っ
『Violie 〜魔性の旋律〜 (前編)』
天上界。
神々が住まい、天使達が遊び、
戦乙女達が守護する楽園。
平穏なその世界は安らぎに満ちており、
住人達は何不自由無い生活を送っていた。
だが他の世界と同じように、
変わり者はここにも存在していた。
「ヴィオラちゃ〜ん!待ってよぉ〜!」
タッタッタッ…
一人の天使の少女が息を切らせながら走っていた。
その先には笑顔で手を振るもう一人の天使の少女がいた。
「ほらほら、こっちだよ!
早く早くぅ!」
「…はぁ、はぁ…、
も、もっとゆっくり走ってよぉ…ヴィオラちゃん…。」
「え〜?
今の全然本気出して無いよ?
ほんとヴィオーネったらのんびり屋なんだから…。」
「ヴィ、ヴィオラちゃんの『普通』は、
他の皆の『本気』なんだよ…?
その辺ちゃんと自覚してよぉ…はぁ…。」
「そうかな〜?
それじゃ皆のんびり屋なんだね♪」
「何でそうなるの…。
ところでヴィオラちゃん、
見せたいものって一体何なの…?」
「ん?
ああ、これこれ。」
ヴィオーネが尋ねると、
ヴィオラが自分の後ろを指差した。
そこには井戸のような物があった。
「えっ?
これって…井戸?
この井戸がどうかしたの?」
「違うよ。
井戸みたいに見えるけど、
これは井戸なんかじゃないんだよ。」
「井戸じゃないの?
じゃあ…何なの?」
するとヴィオラが得意気な笑みを浮かべた。
「ふふ〜ん。
これはね、何と地上へ通じる門なんだよ!」
「ええっ!?
ち、地上へ通じる門!?」
ヴィオラの言葉を聞いてヴィオーネは驚いた。
「そうだよ。
すごいでしょ♪」
「な、何でそんな物がこんな所にあるの!?」
「実はね、
これはあまり大きな声では言えないんだけど…。」
そう言うとヴィオラは声をひそめて言った。
「実はこの辺りは戦乙女(ヴァルキリー)様の警戒領域なんだ。
でも今のこの時間は同じ領域の他のエリアを見に行ってるから、
この辺りが手薄になってるって訳。
その事を毎日見てて気付いたんだ。
で、一度試しに見に来てみたら、
この門があったんだ。」
「えっ…そ、それってまずいんじゃ…?
と言うかそもそも…、
何でこれが門だって分かったの…?」
「実は一度行ってみたんだ。
地上に。」
「ええっ!?
だ、大丈夫なの!?
地上はとても穢れてて危ない所だって聞いたよ!?」
「ううん、そんな事無いよ。
とても楽しい所だったよ?
ここには無い面白い事が沢山あるし、
良い人ばかりだし。」
「そ、そうなの…?」
「だからさ、
今日はヴィオーネにも地上の面白さを知ってもらおうと思って、
ここに連れて来たんだ。」
「ええっ!?
わ、私も地上に!?」
「ねぇ、一緒に行こうよ。
絶対損はさせないからさ。」
「で、でも…。
そんな事いきなり言われても…。」
「大丈夫だって。
私がついてるからさ。」
「それ何の保証にもなってないよ…?」
「あははっ。
まあ大丈夫だって。
ほら、早く行こっ。
もたもたしてたら戦乙女様に見つかっちゃうよ!」
グイッ。
そう言うとヴィオラはヴィオーネの手を引いて、
井戸の中に飛び込んだ。
「えっ!?
ちょ、ちょっと待っ…きゃぁぁぁぁ!!」
ヒュゥゥゥゥゥ…
「…ーネ!…きて!…オーネ!」
「…う〜…ん…。」
「…起きて!…ィオーネ!…起きてったら!」
「…んん…あ、あれ…私…?」
呼ぶ声に反応してヴィオーネは目を覚ました。
「やっと起きた…。
もう…ヴィオーネったら気が小さいんだから…。
あれくらいで失神なんてしないでよぉ…。」
ヴィオラが呆れたように言うと、
ヴィオーネは起き上がり周りをきょろきょろと見回した。
「あっ、ヴィ、ヴィオラちゃん…。
ね、ねぇ…ここ…どこ?」
「だから地上だってば。
さっき私が話したのもう忘れちゃったの?」
「えっ?
あっ…そっか…。
私…ヴィオラちゃんと一緒にあの門を通ったんだっけ…。」
「やっと思い出した?
もう…ヴィオーネがこんなに忘れっぽいなんて知らなかったよ…。」
「だ、だって…いきなりあんな事になったら誰だって…って、
そう言えば…帰りはどうするの…?
こっちに天上界への門なんてあるの…?」
「ん?あるよ?」
ヴィオーネの問いにヴィオラは事も無げに答えた。
「本当!?
どこにあるの!?」
「あはは…知らない。」
ヴィオラは笑顔で言った。
「し、知らないって…じゃあ何であるって分かるの?」
「前来た時に適当に見て回ってたら、
偶然見つけたんだ。
だから場所なんて覚えて無いよ。」
「ちょ、ちょっとぉ…。
それじゃ今回も適当に歩き回って探すって言うの…?」
「そうなるかな?」
「む、無茶な事言わないでよぉ!
今度も見つかるって保証はどこにも無いんだよ!?」
「まぁまぁ、何とかなるなる♪」
「ならないよぉ!」
その後怒るヴィオーネをヴィオラがなだめつつ、
二人は地上の街を歩き回った。
天上界では見られない沢山の珍しい物への好奇心で、
ヴィオーネの怒りも段々収まっていった。
−続く−
…と言う訳で続きますw
まだ前編なのでダークな場面は出てこないですね(^^;)
ほんとは前編・後編の二回にするつもりだったのですが、
結構長いので前編・中編・後編の三回に分けてお送りする事に致します。
次回は来週の金曜日にUP致します。
これからどのように話が展開するのか。
二人のこれからの行動にご期待下さいw
ではまた次回の記事でお会いしましょ〜( ・ω・)ノシ
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