第四章 妖刀跋扈編 土の章  第十三話 「成長」

(´・ω・)<火曜日は小説の日。

〜前回までのあらすじ〜

湖刀美はごく普通の女子高生だった。
だが親友の陽子が封印されていた妖刀・村正に憑依されてしまった為、
神社の祭神・刀破から神剣『神明剣』を授かり光の巫女として戦う事に。

激闘の末に陽子を元に戻したものの、
村正は破片となって町中に飛び散ってしまった。
その破片に取り憑かれた少女と戦い、
破片を集める湖刀美。
水母・瑞羽を仲間に加え、
四人で村正に立ち向かう事になった。

破片に支配された珠美との戦闘に入り、
一度は窮地に陥るも瑞羽の加勢で事なきを得た。
珠美の攻撃が激しさを増した時、
水母が新たな技を放った…。


『ソードブレイカー 湖刀美』

第四章 妖刀跋扈編 土の章  第十三話 「成長」

一方、
水母は自分の手をまじまじと見つめていた。
「えっ!?
 わ、私にもわかりません…。
 石になった木が降ってきて…、
 防がなきゃって思った瞬間…、
 頭の中で瞬時にイメージが浮かんで…、
 口と体が勝手に動いたんです…。」
水母がそう言うと、
湖刀美の胸に光の玉が現れた。
 ポゥッ…
『どうやら水母さんは、
 木性の術を使う術師として成長したようですね。』
「成長!?」
「わ、私が!?」
『ええ。
 水母さんは最初の戦いで自分の力をほとんど使いこなし、
 限界近くまで力を振り絞って戦いました。
 そして今回その感覚が刺激され、
 より高度な術を使えるようになったのでしょう。』
刀破の言葉に湖刀美達は納得した。
「そういう事だったのね…。」
「すごいよ!
 水母ちゃん!」
「な、なんか信じられないです…。」
『自信を持って下さい、水母さん。
 今のあなたなら相手を傷つけずに、
 相手に取り憑いた妖だけを倒す事ができるはずです。』
 スゥ…
そう言うと光の玉は湖刀美の中に戻っていった。

「相手を傷つけずに妖だけを…?」
水母は自分の手を見た。
「ま、まだ安心するのは早いにゃ!!
 石の素は周りにいくらでもあるにゃ!!」
 バッ!
そう言って珠美は再び飛び上がった。
「いけない!
 雷封球(らいふうきゅう)!」
それを見て水母が電気の球を生み出し、
珠美に向かって投げつけた。
 ヒュンッ!!
「こんにゃもの!」
飛んできた球を珠美は爪で弾こうとした。
しかし球に触れた瞬間、
球が巨大化し珠美をその中に閉じ込めた。
 バシィッ!! バチバチバチィッ!!
「な、何なんにゃ!? これは!?
 う、動けないにゃ!!」
「み、水母ちゃん!?」
またも見た事の無い技を目の当たりにして、
湖刀美は驚いて水母を見た。
すると水母は目を閉じて両手で印を結び呪を唱え始めた。
「…四方の一、
 東方を統べる神なる獣、青龍よ…、
 我に力を貸し与え給え…。」
 ザワザワザワザワ…!!
その瞬間、
水母の体からすさまじい気が放たれ始めた。

「水母ちゃん…!?」
「何て気なの…!?」
「汝が司りしその聖なる雷(いかずち)に浄化の力を宿し…、
 彼の者を闇の呪縛より解き放ち給え!!」
呪を唱え終わると水母が目を開き、
手のひらを前に向けた。
 ババッ!
「青龍浄雷撃(せいりゅうじょうらいげき)!!」
水母が叫ぶと、
その手から白色の雷撃が放たれ、
電気の球に閉じ込められた珠美に直撃した。
 バリバリバリバリッ!!
「ふにゃぁぁぁっ!!
 痺れるにゃぁぁぁっ!!」
「お願いです…珠美さん…、
 これで目を覚ましてください…っ!!」
「あ、あ、ありえないにゃ!!
 タマミが、タマミが負けるなんてありえないにゃぁぁっ!!
 ふぎゃぁぁぁぁっ!!」


−続く−

コメント

 
最近友人同士で語り合っていて気がついたんだが、獣人系キャラはどんなに可愛く見えても僕のツボではない。

が、リアルであれ2D世界であれ『獣言葉
はイイッ!!!』
...ROの中でやってると引くがwwww

コメント

 
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