プロローグ(前編)
皆様お待たせ致しました。
今回よりいよいよ小説の連載開始となります。
うちの完全オリジナル作品『ソードブレイカー 湖刀美』、
楽しんでいただけると幸いです。
なお、作中に出てくる用語について、
分からない言葉があればご質問下さい。
可能な範囲でご説明させて頂きます。
(ネタバレに関する事は除かせて頂きます(^^;))
『ソードブレイカー 湖刀美』
「プロローグ(前編)」
−300年前・日本−
〜全てはここから始まった〜
夜の森を一人の男が走っていた。
一目で盗賊とわかるような身なりであり、右手に一振りの剥き身の太刀を握っていた。
しかし男の表情に余裕は無く、何かから必死に逃げているようだった。
森の木々は鬱蒼と茂っていたが、
皓々と照らす月明かりのおかげで木の根に足を取られる事はなかった。
しばらく行くと巨大な岩壁に突き当たった。
そこはちょうど崖の下になっており、
さらに周りを岩に囲まれていた。
「もう逃げ場はないぞ。」
突然後ろから声がした。
男はビクッと小さく身を震わせ、おそるおそる振り向いた。
そこには一人の女がいた。
年のころは19〜20歳くらいだろうか。
青く長い髪を風になびかせ、巫女装束を身にまとっていたが、
その手には鞘に納められた一振りの刀が握られていた。
彼女はずっとこの男を追っており、かなりの速さで走っていたが息一つ切らしていなかった。
彼女の名は土御門桐葉(つちみかど とうは)。
その世界では名の知れた退魔師だった。
「お前の持っているその刀は人の命を喰らって成長する妖刀。
お前ごときの手に負える物ではない。」
男にそう告げた桐葉の表情からは感情らしきものを読み取る事は出来なかった。
しかし、その声色はどこか優しさを感じさせた。
「ふっ、ふざけるな!
この妖刀・村正があれば何でも望む物が手に入るんだ!
やっと手に入ったってのに何で手放さなきゃいけねぇんだ!?」
男は震えながら刀を構えて言った。
「ふう…ならば力ずくで手放させるしかないようだな。
あまり人相手に手荒な事はしたくないのだが…。」
そう言うと、桐葉は刀を抜いて構えた。
その途端、桐葉からすさまじいまでの気が放たれ、男を威圧した。
「ぐっ!?
く…う…!!」
「どうした?来ないのならこちらから行くぞ。」
あまりにすさまじい気に気圧され、男が動けずにいると桐葉がそう言った。
その次の瞬間、桐葉が瞬時に男の目の前まで間合いを詰め、男の腹部に柄打ちを叩き込んだ。
ドスッ!
「ぐっ…!」
あまりの衝撃に男が膝をつくと、桐葉は刀を横に薙ぎ払った。
バキィッ!!
「がはっ…!」
その衝撃で男は後ろの岩壁に叩きつけられ、その場にくずおれた。
「安心しろ、みね打ちだ。
誰もお前の命を取るとは言っていない。
さあ、大人しくその刀を置いてここから去れ。」
桐葉が男にそう告げた。
すると、突然男の持つ刀が紫色の光を放ち始めた。
「!?」
次の瞬間、男の持つ刀から黒い何かが広がり、男の体を覆っていった。
「な、何だこりゃ!?
た、助けて、助けてくれぇ!!」
「まずい!妖刀と同化し始めている!」
急いで男に駆け寄ると、桐葉は男の持つ刀の柄目掛けて刀を振り下ろした。
ヒュンッ!ガキィンッ!
だがその一撃を男の持つ刀が受け止めていた。
「何をする!このままでは妖刀に魂まで喰い尽くされてしまうぞ!」
「ち、違う!俺じゃ、俺じゃねぇ!
体が勝手に動いてっ…!
う、うわああああぁぁぁぁ……!!」
ズズズズズズズズ…!!
黒い何かが瞬く間に残りの部分を覆い尽くした。
すると男の体が変化し、黒い異形の魔物と化した。
(妖刀に喰われたか…まずいな…早く祓わなければ…!)
そう考え、桐葉は一旦間合いを離すべく後方へ跳んだ。
「キイイイィィィィ!!」
その時突然異形が叫び声を上げ、瞬時に桐葉の目の前に現れた。
(なんて速さ…!まずい、このままでは…!)
桐葉がそう思った時、異形がニィッと笑った。
ドシュッ!!
「うっ…!」
その瞬間、桐葉は腹部に鈍い痛みを感じた。
桐葉が自分の腹部を見ると、そこには異形の腕の先に融合している妖刀が突き刺さっていた。
「かはっ…!!」
(くっ…しくじった…っ!!)
血を吐いて片膝をつき、桐葉は苦痛に表情を歪めた。
すると異形が勝ち誇ったように笑い声を上げた。
「キーキキキキキキキ…無様ダナ、女。
我ヲ滅ボシニ来テ返リ討チニ遭ウトハナ。」
「くっ…!」
「シカシ女。貴様ニハ感謝シテイルゾ。
コノ躰(からだ)ヲ支配スルキッカケヲ与エテクレタノダカラナ。」
「何…っ!?」
「使イ手ニヨッテ支配ノシヤスサガ違ウノダ。
女ナラバ容易ク支配スルコトガデキル。
シカシ男ハソウハイカン。
女ヨリモ体力ガアルカラナ。
故ニ精神的ニ追イ詰メラレテ心ガ限界マデ衰弱シナケレバ支配スルコトガデキナイノダ。」
「!!」
「ソウダ。貴様ガコノ男ヲ追イ詰メテクレタオカゲデコノ躰ヲ手ニ入レルコトガデキタノダ。
故ニ感謝シテイルト言ッタノダ。
シカシコノ姿ニナッタ以上我ニハモウ時間ガ無イ。」
「何…っ!?」
「コノ姿ニナッタ我ハ宿主ノ魂ヲ活力トシテ活動シテイル。
シカシ人間ノ魂ハ弱イ。
スグニ喰ライ尽クサレ活力ガ尽キテシマウ。
イクラ人ヲ斬ッテ生キ血ヲススロウトモ躰ヲ維持シ続ケルコトハデキナイ。
動クタメノ活力ニハデキテモ維持スルタメノ活力ニハデキナイノダ。
サラニ生キ血ヲススレバススルホド我ノ妖力ハ増シテイクガ、
増セバ増スホド宿主ノ躰ハ我ノ妖力ニ耐エ切レナクナッテイク。
今デハ一晩ガ限界ダ。」
(一晩…?なら…このまま夜明けまでなんとか持ち堪えれば…っ!!)
桐葉がそう思った時、異形がニィッと笑った。
「シカシ…強イ霊力ヲ持ツ者ノ躰ナラ話ハ別ダ。」
「何っ!?」
「強イ霊力ヲ持ツ者ナラバソノ魂ノ力ハ普通ノ人間ヨリモ強力ダ。
ヨリ長イ時間躰ヲ維持スルコトガデキル。
ソノ間ニ多クノ生キ血ヲススッテソノ血カラ陰ノ気ヲ集メ、
躰ニ宿ル霊力ヲ妖力ニ変換シソノ身ヲ妖化サセレバ、
失ワレルコトノ無イ永遠ノ躰ガ手ニ入ル…完全体ニナレルノダ!
ソウスレバモウ人ニ頼ラズ自ラノ力デ生キ血ヲススルコトガデキル!!」
「何だと!?」
「見タトコロ貴様カラハ強イ霊力ヲ感ジル。
ソレモ今マデニ感ジタコトノ無イ強力ナモノダ。
貴様コソ我ガ宿主トナルニ相応シイ!
ソノ躰、モライ受ケル!」
異形がそう言うと、腹部の傷口から黒い何かが広がり、桐葉の体を覆い始めた。
ズズズズ…!!
「くっ…うぅ…っ!!」
「サア、大人シクソノ躰ヲ明ケ渡セ!!」
すると突然、桐葉が自分の腹部を貫いている刀を両手で掴んだ。
ガシッ!
「ナ、何ヲスル気ダ?」
「生憎だが…貴様のような妖魔に明け渡す体など持ち合わせていない…!!
こうなった以上…この命と引き換えに…貴様を…封滅する!!」
「ナ、何ダト…?
シ、死ニゾコナイノ貴様ニ何ガデキル…!?」
口では平静を装っていたが、異形は動揺を隠せなかった。
「貴様自身が先程言っただろう…貴様からは強い霊力を感じる、と…。
その通りだ…私の力なら…貴様のような妖魔を…封滅する事など…容易い…。
このような瀕死の状態でも…私の魂の力を全て使えば…、
貴様を封滅する事など…造作も無い…。」
「シ、正気カ貴様!?
ソンナコトヲスレバ貴様ノ命ハ…!!」
「もとより退魔の道にこの身を捧げている以上…覚悟などとうの昔に出来ている…。
それにここで貴様を封滅せずに貴様に身を委ねても…『私』が死ぬ事に変わりは無い…。
ならば…自らの命と引き換えに妖魔を封滅する事こそ…退魔師としての…務めだ…!」
「クッ!! キ、貴様…!!
放セ!放セェェ!!」
「放さぬ…潔く封滅されるがいい…!!」
「ヤメロ!! ヤメロォォォォ!!」
「陰陽五行(おんみょうごぎょう)・五行相克(ごぎょうそうこく)…
火克金(かこくごん)の理によりて…我、浄滅の焔(ほむら)を行使す…
我が魂の炎よ…これなる金性(ごんしょう)の妖魔を封滅すべく…燃え盛る業火となり…
浄化の力を宿し…疾く燃え上がれ!!
急々如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)!!」
桐葉が呪(しゅ)を唱えた次の瞬間、白い炎の柱が立ち上り、桐葉と異形を包み込んだ。
「グギャァァァァァァァァ!!」
「妖刀村正…貴様の悪行もこれで終わりだ…。
大人しく闇に還るがいい…!!」
「オ、オノレ、オノレェェェェ!!
我ハ、我ハ滅ビヌ!!
イツノ日カ蘇リ、今度コソ完全体トナッテ生キ血ヲススリ続ケテクレルワ!!
グ、グギャァァァァァァァァ!!」
−「プロローグ(後編)」に続く−
今回よりいよいよ小説の連載開始となります。
うちの完全オリジナル作品『ソードブレイカー 湖刀美』、
楽しんでいただけると幸いです。
なお、作中に出てくる用語について、
分からない言葉があればご質問下さい。
可能な範囲でご説明させて頂きます。
(ネタバレに関する事は除かせて頂きます(^^;))
『ソードブレイカー 湖刀美』
「プロローグ(前編)」
−300年前・日本−
〜全てはここから始まった〜
夜の森を一人の男が走っていた。
一目で盗賊とわかるような身なりであり、右手に一振りの剥き身の太刀を握っていた。
しかし男の表情に余裕は無く、何かから必死に逃げているようだった。
森の木々は鬱蒼と茂っていたが、
皓々と照らす月明かりのおかげで木の根に足を取られる事はなかった。
しばらく行くと巨大な岩壁に突き当たった。
そこはちょうど崖の下になっており、
さらに周りを岩に囲まれていた。
「もう逃げ場はないぞ。」
突然後ろから声がした。
男はビクッと小さく身を震わせ、おそるおそる振り向いた。
そこには一人の女がいた。
年のころは19〜20歳くらいだろうか。
青く長い髪を風になびかせ、巫女装束を身にまとっていたが、
その手には鞘に納められた一振りの刀が握られていた。
彼女はずっとこの男を追っており、かなりの速さで走っていたが息一つ切らしていなかった。
彼女の名は土御門桐葉(つちみかど とうは)。
その世界では名の知れた退魔師だった。
「お前の持っているその刀は人の命を喰らって成長する妖刀。
お前ごときの手に負える物ではない。」
男にそう告げた桐葉の表情からは感情らしきものを読み取る事は出来なかった。
しかし、その声色はどこか優しさを感じさせた。
「ふっ、ふざけるな!
この妖刀・村正があれば何でも望む物が手に入るんだ!
やっと手に入ったってのに何で手放さなきゃいけねぇんだ!?」
男は震えながら刀を構えて言った。
「ふう…ならば力ずくで手放させるしかないようだな。
あまり人相手に手荒な事はしたくないのだが…。」
そう言うと、桐葉は刀を抜いて構えた。
その途端、桐葉からすさまじいまでの気が放たれ、男を威圧した。
「ぐっ!?
く…う…!!」
「どうした?来ないのならこちらから行くぞ。」
あまりにすさまじい気に気圧され、男が動けずにいると桐葉がそう言った。
その次の瞬間、桐葉が瞬時に男の目の前まで間合いを詰め、男の腹部に柄打ちを叩き込んだ。
ドスッ!
「ぐっ…!」
あまりの衝撃に男が膝をつくと、桐葉は刀を横に薙ぎ払った。
バキィッ!!
「がはっ…!」
その衝撃で男は後ろの岩壁に叩きつけられ、その場にくずおれた。
「安心しろ、みね打ちだ。
誰もお前の命を取るとは言っていない。
さあ、大人しくその刀を置いてここから去れ。」
桐葉が男にそう告げた。
すると、突然男の持つ刀が紫色の光を放ち始めた。
「!?」
次の瞬間、男の持つ刀から黒い何かが広がり、男の体を覆っていった。
「な、何だこりゃ!?
た、助けて、助けてくれぇ!!」
「まずい!妖刀と同化し始めている!」
急いで男に駆け寄ると、桐葉は男の持つ刀の柄目掛けて刀を振り下ろした。
ヒュンッ!ガキィンッ!
だがその一撃を男の持つ刀が受け止めていた。
「何をする!このままでは妖刀に魂まで喰い尽くされてしまうぞ!」
「ち、違う!俺じゃ、俺じゃねぇ!
体が勝手に動いてっ…!
う、うわああああぁぁぁぁ……!!」
ズズズズズズズズ…!!
黒い何かが瞬く間に残りの部分を覆い尽くした。
すると男の体が変化し、黒い異形の魔物と化した。
(妖刀に喰われたか…まずいな…早く祓わなければ…!)
そう考え、桐葉は一旦間合いを離すべく後方へ跳んだ。
「キイイイィィィィ!!」
その時突然異形が叫び声を上げ、瞬時に桐葉の目の前に現れた。
(なんて速さ…!まずい、このままでは…!)
桐葉がそう思った時、異形がニィッと笑った。
ドシュッ!!
「うっ…!」
その瞬間、桐葉は腹部に鈍い痛みを感じた。
桐葉が自分の腹部を見ると、そこには異形の腕の先に融合している妖刀が突き刺さっていた。
「かはっ…!!」
(くっ…しくじった…っ!!)
血を吐いて片膝をつき、桐葉は苦痛に表情を歪めた。
すると異形が勝ち誇ったように笑い声を上げた。
「キーキキキキキキキ…無様ダナ、女。
我ヲ滅ボシニ来テ返リ討チニ遭ウトハナ。」
「くっ…!」
「シカシ女。貴様ニハ感謝シテイルゾ。
コノ躰(からだ)ヲ支配スルキッカケヲ与エテクレタノダカラナ。」
「何…っ!?」
「使イ手ニヨッテ支配ノシヤスサガ違ウノダ。
女ナラバ容易ク支配スルコトガデキル。
シカシ男ハソウハイカン。
女ヨリモ体力ガアルカラナ。
故ニ精神的ニ追イ詰メラレテ心ガ限界マデ衰弱シナケレバ支配スルコトガデキナイノダ。」
「!!」
「ソウダ。貴様ガコノ男ヲ追イ詰メテクレタオカゲデコノ躰ヲ手ニ入レルコトガデキタノダ。
故ニ感謝シテイルト言ッタノダ。
シカシコノ姿ニナッタ以上我ニハモウ時間ガ無イ。」
「何…っ!?」
「コノ姿ニナッタ我ハ宿主ノ魂ヲ活力トシテ活動シテイル。
シカシ人間ノ魂ハ弱イ。
スグニ喰ライ尽クサレ活力ガ尽キテシマウ。
イクラ人ヲ斬ッテ生キ血ヲススロウトモ躰ヲ維持シ続ケルコトハデキナイ。
動クタメノ活力ニハデキテモ維持スルタメノ活力ニハデキナイノダ。
サラニ生キ血ヲススレバススルホド我ノ妖力ハ増シテイクガ、
増セバ増スホド宿主ノ躰ハ我ノ妖力ニ耐エ切レナクナッテイク。
今デハ一晩ガ限界ダ。」
(一晩…?なら…このまま夜明けまでなんとか持ち堪えれば…っ!!)
桐葉がそう思った時、異形がニィッと笑った。
「シカシ…強イ霊力ヲ持ツ者ノ躰ナラ話ハ別ダ。」
「何っ!?」
「強イ霊力ヲ持ツ者ナラバソノ魂ノ力ハ普通ノ人間ヨリモ強力ダ。
ヨリ長イ時間躰ヲ維持スルコトガデキル。
ソノ間ニ多クノ生キ血ヲススッテソノ血カラ陰ノ気ヲ集メ、
躰ニ宿ル霊力ヲ妖力ニ変換シソノ身ヲ妖化サセレバ、
失ワレルコトノ無イ永遠ノ躰ガ手ニ入ル…完全体ニナレルノダ!
ソウスレバモウ人ニ頼ラズ自ラノ力デ生キ血ヲススルコトガデキル!!」
「何だと!?」
「見タトコロ貴様カラハ強イ霊力ヲ感ジル。
ソレモ今マデニ感ジタコトノ無イ強力ナモノダ。
貴様コソ我ガ宿主トナルニ相応シイ!
ソノ躰、モライ受ケル!」
異形がそう言うと、腹部の傷口から黒い何かが広がり、桐葉の体を覆い始めた。
ズズズズ…!!
「くっ…うぅ…っ!!」
「サア、大人シクソノ躰ヲ明ケ渡セ!!」
すると突然、桐葉が自分の腹部を貫いている刀を両手で掴んだ。
ガシッ!
「ナ、何ヲスル気ダ?」
「生憎だが…貴様のような妖魔に明け渡す体など持ち合わせていない…!!
こうなった以上…この命と引き換えに…貴様を…封滅する!!」
「ナ、何ダト…?
シ、死ニゾコナイノ貴様ニ何ガデキル…!?」
口では平静を装っていたが、異形は動揺を隠せなかった。
「貴様自身が先程言っただろう…貴様からは強い霊力を感じる、と…。
その通りだ…私の力なら…貴様のような妖魔を…封滅する事など…容易い…。
このような瀕死の状態でも…私の魂の力を全て使えば…、
貴様を封滅する事など…造作も無い…。」
「シ、正気カ貴様!?
ソンナコトヲスレバ貴様ノ命ハ…!!」
「もとより退魔の道にこの身を捧げている以上…覚悟などとうの昔に出来ている…。
それにここで貴様を封滅せずに貴様に身を委ねても…『私』が死ぬ事に変わりは無い…。
ならば…自らの命と引き換えに妖魔を封滅する事こそ…退魔師としての…務めだ…!」
「クッ!! キ、貴様…!!
放セ!放セェェ!!」
「放さぬ…潔く封滅されるがいい…!!」
「ヤメロ!! ヤメロォォォォ!!」
「陰陽五行(おんみょうごぎょう)・五行相克(ごぎょうそうこく)…
火克金(かこくごん)の理によりて…我、浄滅の焔(ほむら)を行使す…
我が魂の炎よ…これなる金性(ごんしょう)の妖魔を封滅すべく…燃え盛る業火となり…
浄化の力を宿し…疾く燃え上がれ!!
急々如律令(きゅうきゅうにょりつりょう)!!」
桐葉が呪(しゅ)を唱えた次の瞬間、白い炎の柱が立ち上り、桐葉と異形を包み込んだ。
「グギャァァァァァァァァ!!」
「妖刀村正…貴様の悪行もこれで終わりだ…。
大人しく闇に還るがいい…!!」
「オ、オノレ、オノレェェェェ!!
我ハ、我ハ滅ビヌ!!
イツノ日カ蘇リ、今度コソ完全体トナッテ生キ血ヲススリ続ケテクレルワ!!
グ、グギャァァァァァァァァ!!」
−「プロローグ(後編)」に続く−
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どうもです〜w
村正の方に感情移入…ですかw
そう言って下さると結構嬉しいですねw
悪役の方にも感情移入して下さると、
こちらも書き甲斐がありますw
桐葉の人物描写…確かにプロローグではあまり書いてませんね〜…(^^;)
まあプロローグ(後編)では退魔師以外の顔も見られます(?)ので、
楽しみにしておいて下さいw
期待に応えられれば幸いですw
P.S.Wizardlyは名前だけで後は全く知らなかったり…;
昔の有名なRPGであると言う事は知っているのですが(^^;)
村正の方に感情移入…ですかw
そう言って下さると結構嬉しいですねw
悪役の方にも感情移入して下さると、
こちらも書き甲斐がありますw
桐葉の人物描写…確かにプロローグではあまり書いてませんね〜…(^^;)
まあプロローグ(後編)では退魔師以外の顔も見られます(?)ので、
楽しみにしておいて下さいw
期待に応えられれば幸いですw
P.S.Wizardlyは名前だけで後は全く知らなかったり…;
昔の有名なRPGであると言う事は知っているのですが(^^;)
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まずは公開お疲れ様でした。
Wizardry好きの人間としては、巫女さんよりも村正に感情移入してしまったり。今後もかっこ良い悪役であってほしいものですw
桐葉さんの人物描写がもう少しあっても良かったかなと思うのですが、そこはプロローグで主役じゃないということもあるのかな。
今後も期待してます〜